米で、依然として治安に関する懸念が続く

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アメリカ新大統領の就任式時の保安警備を担当する治安部隊自体が襲撃を起こす可能性が懸念されることを受け、FBI米連邦警察がこの式典のために首都ワシントンに配備される2万5000人の州兵全員を調査しています。

アメリカの首都ワシントンDCでは、20日水曜の新大統領就任式が近づいていることから、厳戒態勢がしかれています。

しかし、米治安当局はそれでも、今月6日に発生したトランプ現大統領支持派による議事堂襲撃に類似した事件の発生を懸念しています。

今月6日、多数のトランプ支持派らが、昨年の大統領選挙での不正行為発生を主張し、ワシントンDCにある米議事堂を襲撃し、この中で6人が死亡しました。

IRIB通信によりますと、アメリカ軍当局は「バイデン米新大統領の就任開催時に現場に配備される保安警備隊員から、もしくは軍内部からの攻撃または他の脅威の発生が懸念される」と表明しています。

現在、米州軍の約2万5000人の兵士が、全国からワシントンに向かって移動していますが、これは前回の大統領就任式時に配備された治安部隊の数の少なくとも2.5倍とされています。

一方、トランプ現大統領の支持者と極右集団による、全米50州での武力抗議実施の呼びかけを受け、トランプ派はオハイオ州で武装デモを催しました。

アメリカの新聞USAトゥデイも、ツイッター上に動画を公開し、「ワシントン市警察は、議事堂からそれほど離れていない場所で、遺棄されたスーツケースを発見した」と投稿しました。

CNNが実施した世論調査でも、アメリカ人の大多数が任期が切れる今月20日より前のトランプ氏解任を望んでいることが判明しています。

この調査ではまた、アメリカ人の過半数に当たる54%が、今月6日の議事堂襲撃事件への関与および、この反乱の扇動を理由とし、トランプ氏が今月20日までに解任されるべきであると述べていることがわかっています。

この数字は、トランプ氏の弾劾・解任に関する2019年と2020年初頭に実施された以前の調査よりも高くなっています。

 

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