PCR検査ロボットシステム、実用化へ

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遠隔操作で新型コロナウイルスのPCR検査が可能な移動式ロボットシステムが、日本で間もなく試験導入される予定です。

検体採取後の分析工程をロボットが自動で行うこのシステムは、川崎重工と医療検査機器大手シスメックスが折半出資するメディカロイドが開発し、昨年10月にはデモ設備も公開されています。

このシステムは、デモ設備仕様で16時間に2000検体の処理ができ、実用化されれば、検体の受け付けから検査結果の通知までの時間を通常の210分から約80分に短縮できるほか、通常は3~5万円ほどのPCR検査の個人負担を、3分の1ほどの1万円程度に抑えられるということです。また、コンテナで運搬ができるため、需要に応じて柔軟な運用も可能であり、空港などでの実用化が期待されています。

 

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