アラーグチー・イラン外務次官が、「わが国に対するアメリカの制裁は全て解除されるべきだ」と語りました。
アラーグチー次官はオーストリア・ウィーンの現地時間で27日火曜、同地での核合意合同委員会の今ラウンドの終了後、プレスTVの取材に対し、「オバマ元政権あるいはトランプ前政権のいずれの時代に行使されたものであれ、核合意実施後に発効したアメリカの制裁は全て解除されるべきだ」と述べています。
また、アメリカの「CAATSA敵対者に対する制裁措置法」に関しても、「イランは、CAATSAを含む全ての制裁の解除を強調する」としました。
さらに、アメリカとイランの行動の順番について、「わが国の立場は変わっていない。まずアメリカがすべての制裁を解除すべきであり、イランは米国の制裁解除を確認した後にのみ、自らの全責務履行に復帰する」と語っています。
そして、「イランとして、成果が出ないままの協議の継続を許さない」とし、「もし、協議の相手側に必要なだけの真剣さがないと感じたなら、我々は協議を打ち切る」と述べました。
最後に、中国とロシアがイランと同調する立場をとっていることに満足の意を示し、「我々は、27日のウィーンでの核合意合同委員会会議の実施前に、中国およびロシアの代表団との2者および3者協議を実施しており、その中でこれらの国とは全ての事項に関してほぼ共通の立場にあることを理解した」としています。
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