日本の超党派議員ら99人が、靖国神社に一斉参拝

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日本の米真珠湾攻撃から80年となる7日火曜、超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の議員らおよそ100人が、2年ぶりに揃って靖国神社に参拝しました。

 

AP通信によりますと、今回の参拝者は99人で、これらの人々の中には、同会の会長を務める自民党の尾辻元参議院副議長のほか、自民党、日本維新の会、国民民主党などの衆参両院の国会議員、岸田内閣からは内閣府の赤池副大臣や、環境省の務台副大臣ら、9人の副大臣と政務官らが含まれています。

1941年12月7日の日本軍による真珠湾攻撃により、アメリカが第2次世界大戦に参戦することとなりました。

20世紀前半における日本の侵略の犠牲者、特に中国や韓国国民は、しばしば論争の的となっている靖国神社を、戦争の犠牲者、特に戦争犯罪者を記念して建てられた日本の軍国主義の象徴だとみなしています。

日本の議員や政治家らによる靖国参拝は、批評家からは、国の好戦的な行動に対する反省の欠如の表れと見なされています。

こうした中、韓国外務省は、「日本の略奪と侵略戦争を美化した靖国神社へのこれらの人々の訪問に深い懸念と遺憾の意を表明する」とし、声明のなかで、「今回の参拝と国家の責任者への表敬の代わりに、日本政府は国際社会の信頼を得るべく、攻撃・敵対的な過去について誠実な反省と謙虚さを示すべきだ」と表明しました。

また、中国外務省の趙立堅副報道局長は7日の定例会見で、「歴史の教訓を記憶するどころか、軍国主義の亡霊をよみがえらせようとしている」と批判し、「断固とした反対」を表明しました。

また米時間の7日に真珠湾攻撃から80年となることにも触れ、今回の参拝を「故意に挑発している」とし、日本政府に対し「侵略の歴史を直視して深く反省すべきだ」と要求しています。

自民党の尾辻元参議院副議長は参拝後、記者会見し、「久しぶりの参拝ができてよかった」とし、岸田首相が就任後に参拝していないことについては「参拝したい気持ちはお持ちだと思う。早い機会にご参拝いただきたい」とコメントしています。

中国と韓国、北朝鮮が2013年の安倍晋三元首相の靖国参拝に反発した後、日本の政府高官は同神社への訪問を差し控えていました。

今年に入ってからは8月15日の「終戦の日」を前に、岸防衛大臣が同月13日に靖国参拝を行っています。

日本の超党派議員連盟による靖国参拝は、新型コロナウイルスの感染が拡大して以来初めてのことです。

この連盟のメンバーらは、定期的に靖国参拝を行っています。

 

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