中国北西部甘粛省や内モンゴル自治区で今月25日、巨大な黄砂の嵐が発生し、工場や住宅ビルが大きな被害を受けました。
フランス通信が27日火曜、CCTV中国中央テレビの報道として伝えたところによりますと、同省では視界不良のため複数の交通事故が発生しました。
気象予報士らは、27日にも砂嵐が同国北部各地で発生する恐れがあるとして、住民に屋内にとどまり、窓を開けないよう呼び掛けています。
中国では毎春、ゴビ砂漠からの黄砂の嵐が発生し、東岸部の都市までが砂に覆われます。
先月には首都北京も過去10年余りで最大級の黄砂に見舞われ、大気汚染が急激に悪化したほか、上空が暗黄色に染まり、航空各社は多数の便の欠航に追い込まれました。
なお、北京では破壊された森林地帯への植樹の推進により、「緑の長城」と呼ばれる防砂林の回復に期待が寄せられており、同国政府も昨年、森林再生の取り組みにより北部を襲う黄砂の回数が少なくなり、勢力も弱まるとの見通しを発表しています。
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