イラン国会のガーリーバーフ議長が、「IAEA国際原子力機関はイランの核施設映像を見る権利がない」と強調しました。
国際通信イランプレスによりますと、ガーリーバーフ議長は23日日曜、国会の公開会議において、「イランとIAEAによる合意の期限3ヵ月が満了したことにより、今月22日以降、同機関はイランの核施設映像を見る権利を喪失する」と述べました。
続けて、「『制裁解除とイラン国民の利益保護のための戦略的措置法』が実施されなくてはならない」と強調しました。
2018年5月8日にアメリカが一方的かつ違法なかたちで核合意から離脱した後も、イランはその他の合意参加国が自国責務履行のために新たな措置を取ることを条件に、核合意の維持に努めました。しかし欧州側は、核合意維持のための約束を守りませんでした。
イランは今年2月23日から、国会で可決された「制裁解除とイラン国民の利益保護のための戦略的措置法」に則り、核合意に基づいた自発的措置の実施を停止しました。
とはいえイランとIAEAの合意により、同機関の査察官らは、イランの主要な核施設を監視する権利が保持されました。しかしこの合意の期限満了後は、対イラン制裁が解除されない限り、イラン政府関係者は定められた最終期限に基づいて、査察官らの権利を打ち切り、イラン側に保管されていたIAEAの監視カメラの録画情報を破棄することになります。
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