2021年6月18日、第13期イラン大統領選挙が全国で実施される予定です。
今回の大統領選挙では、近く任期満了となる現職のハサン・ローハーニー大統領の後任者が選出されることになります。
今回の選挙に向けた立候補者登録受付は、5月11日から15日まで5日間にわたり行われ、総勢592名(男性552名、女性40名)が登録手続きを終了しました。登録終了後は10日間にわたり、法曹家6名、イスラム法学者6名から構成される護憲評議会による資格審査が行われ、人数が絞り込まれてその結果最終的な立候補者が発表され、それらの候補者が実際に選挙運動を行い6月18日の投票に臨むことになります。
イラン内務省選挙本部が、5月25日火曜、公示を発表し、イラン護憲評議会により候補資格が認められた候補者の名を発表しました。
それによりますと、ライースィー現司法府長官、ザーカーニー前議員、レザーイー現公益評議会書記、メフルアリーザーデ元副大統領、ジャリーリー前国家安全保障評議会書記、ヘンマティ現中央銀行総裁、ガーズィーザーデ・ハーシェミー現国会議員の7名が、今回の大統領選の最終候補者として資格が認められたということです。
なお、今回の候補者資格審査の通過者リストには、ラーリージャーニー前国会議長やジャハーンギーリー現第1副大統領、ペゼシュキヤーン現議員、シャリーアトマダーリー現協同組合・労働・社会福祉次官らは含まれていません。
イランの法律に基づき、大統領選挙候補者の選挙運動は、内務省による名前の発表日に正式に開始され、投票開始の24時間前に終了することになっています。
イランイスラム共和国憲法第115条により、イラン大統領は資格適性がある宗教・政治関係者の中から選出されます。
大統領選候補者の資格要件として、イラン国籍を持つこと、有能で管理能力を持つこと、良好な経歴をもち敬虔であること、イランイスラム共和国の原則や国教を信じていることなどが挙げられています。
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