米ワシントンDCで非常事態宣言が発令、新大統領就任式に向け警戒態勢へ

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トランプ米大統領が、同国首都ワシントンDCで非常事態宣言を発令しました。

ファールス通信によりますと、ホワイトハウスが出した声明では、今回の措置の理由として今月20日に予定されているバイデン次期米大統領の就任式に向けた厳重警戒態勢の整備が指摘されています。

アメリカ国防総省も、就任式当日に1万5000人の国家警備隊を市内に配備する許可を出しています。

今回の非常事態宣言は今月11日から24日まで実施されることになります。

これ以前にも、米国の国家警備隊のある関係者は、ワシントンDCが就任式当日に完全な休業状態となり、往来禁止となって閉鎖されると述べました。

さらにワシントンD.C.、バージニア州、メリーランド州の当局者も市民に対し、大統領就任式当日に自宅外に出ないよう促しています。

こうした中、FBI米国連邦捜査局は、今月16日にワシントンにやって来る予定の武装グループに関する情報を受け取りました。

複数の報告によりますと、アメリカ議会前では今月17日から20日まで武力による抗議行動が行われるということです。

米国議会は今月6日に選挙人投票を行い、11月3日の大統領選挙の結果を承認しました。

トランプ現大統領は、数人の米国議員がアリゾナ州の投票に抗議した後、平和的なデモを行うよう支持者に呼びかけました。

しかし、トランプ支持者は集団で議会を攻撃し、治安部隊と衝突した後、議会の建物に侵入しました。

 

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