全米各州が緊迫化、現政権任期満了を前に武力デモ発生の可能性高まる

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FBI米連邦警察が、全米各州の州都での武力デモ発生の可能性について警告したことを受け、治安部隊や州兵らが出動態勢を整えています。

ロイター通信によりますと、FBIは治安機関や国家警備隊に対し、16日土曜からバイデン新大統領の就任式実施日の今月20日までの期間に、アメリカ全州の州議会周辺でトランプ現大統領支持派による武力デモが発生する可能性がある、として警告しています。

この報道ではまた、首都ワシントンDCでは戒厳令や往来禁止令がしかれた状態になっていると伝えています。

これに基づき、アメリカ国家警備隊は声明を発表し、「今月12日から15日まで、バイデン新大統領の就任式での保安警備のために、7060人の兵士が134機の軍用機とともに首都ワシントンに移動した」と表明しました。

今月6日にトランプ支持派が連邦議会の建物を襲撃して以来、イラク、シリア、アフガニスタンに駐留する米軍兵士の合計数の3倍とされる数の州兵がワシントンD.C.に配備されています。

CNNによりますと、米議会警察は16日、500発の銃弾を所持していた人物が逮捕されたことを明らかにしました。

この報告では、この人物はバージニア州からワシントンD.C.に来ており、偽造カードで検問所を通過してバイデン新大統領の就任式に出席しようとしていた、ということです。

 

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