トランプ前大統領支持者が起こす騒乱や治安悪化の危険により、米首都ワシントンDCのホームレスらの危機が悪化しています。
ロイター通信によりますと、バイデン新大統領の就任式時に、ワシントンDC全域で厳戒態勢がしかれたことから、同市内のホームレスの多くが、それまでいた一時的な滞在場所を追われています。
市内でホームレスに体を温められる一時的な場所がすでに満杯となっていることから、この冬の本格的な寒中にホームレスの一部が路頭に迷う事態となっています。
ホームレスの一部は、身を暖めるために熱湯の蒸気が立つ通気口の近くに立っています。
しかし、市内にはこれらの通気口が少ないため、ほとんどのホームレスは現在、商店の入り口近くに立とうとしています。
一部のホームレスの人々は、コロナが発生している可能性のある温かいに場所には留まりたくないと考えています。
バイデン新大統領就任式のためにセキュリティ対策が強化されたことにより、ホームレスに食料を提供する組織の一部は閉鎖されました。
一方でさらに、慈善団体ですらも食品配布のために市内に立ち入ることができません。
このため、ホームレス現在、街中の有志の人々の助けに頼るしかない状態となっています。
今月6日のアメリカ連邦議会に対するトランプ支持者の襲撃は、世界に衝撃を与えました。
ワシントン市の住民は、各州の州都をはじめとした他のどの国内都市よりも多くの州兵の配備を目の当たりにしています。
ジョー・バイデン新米大統領の就任は20日水曜、完全武装した州兵らの配備のもと、アメリカ史上異例とされる最高レベルの厳戒態勢により行われました。
暴動、議会への攻撃、トランプ氏の就任式欠席、および厳格なセキュリティ対策により、バイデン新大統領の就任式は米国史上に前例のない前代未聞の式典となりました。
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