米ミネソタ州ミネアポリス郊外のブルックリンセンターで、黒人男性のダンテ・ライトさんが射殺された事件に抗議するデモが3夜連続で行われ、警官隊との衝突により多数の逮捕者が出ました。
米CNNによりますと、警察は13日に抗議運動を違法な集会に指定しました。
13日午後の抗議運動は平和的に行われていたが、日が沈むとブルックリンセンター警察署前で暴動が発生しました。警察はデモ隊に対して催涙スプレーや閃光(せんこう)弾を使用し、デモ隊もデモ鎮圧装備姿の警官隊に向けて水ボトルなどを投げつけました。
同州法執行機関のツイッターによれば、現地時間の午後10時にはブルックリンセンターとミネアポリス、セントポールに夜間外出禁止令が出されました。この日のデモには数百人が集まり、ブルックリンセンター警察署前から米連邦捜査局(FBI)支部までデモ行進を行いました。
ただし、同警察署が管轄する地区の住民に出された警報のスクリーンショットによれば、ブルックリンセンターの夜間外出禁止令はそれより早い時間に出されていたほか、公衆安全当局は何度も解散命令を出して、違法集会を宣言していました。
デモ隊は「ダンテ・ライトのために正義を」と書かれた横断幕を掲げてFBIの建物前のフェンスをよじ登るなどし、ブルックリンセンターとミネアポリス、セントポールには州兵が配備されました。
ミネアポリでは昨年、警官に取り押さえられた黒人男性のジョージ・フロイドさんが死亡する事件が起きたばかりです。
ミネソタ州当局によれば、今回の事件で新たな抗議運動が巻き起こったことで、12日夜には約40人が逮捕されました。法執行機関は「ブルックリンセンター警察署付近で解散命令を無視した人たちを逮捕している。同地域から退去を」とツイートしています。
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