民主活動家や現地報道によりますと、ミャンマーの警察は2日火曜、同国北西部の町カレでデモ隊を散会させるため、実弾を発射し、複数の負傷者が出ました。
ロイター通信によりますと、主要都市ヤンゴン市内の各地でも、ヘルメットをかぶり、間に合わせの盾を手にしたデモ隊が、バリケードの後ろに集まり、軍事政権に反対するスローガンを唱えています。ヤンゴンでは負傷者の報告はありません。
国連によりますと、ミャンマー治安部隊がクーデターに反対する国内各地のデモ隊に行った先月28日の発砲では、少なくとも18人が死亡しました。
2日朝方のヤンゴン市内はおおむね平穏ですが、デモ隊は大規模な抗議活動を計画していることから、一部のショッピングモールは、混乱のため休業すると発表しました。
目撃情報によりますと、ヤンゴンでは1日、警察が催涙ガスや音響閃光弾で数百人のデモ隊を散会させ、その後、本通りに通じる脇道を巡回し、ゴム弾を発射したということです。
国営テレビによると、ミン・アウン・フライン国軍総司令官は、デモ隊のリーダーと「扇動者」を処罰すると表明し、また職務を放棄した公務員に対する対抗措置も示唆しました。
ASEAN東南アジア諸国連合は2日、ミャンマー問題を巡り特別外相会合を開催し、同国での暴力行為に歯止めをかけ、打開策を模索することにしています。
ASEANにはミャンマー、シンガポール、フィリピン、インドネシア、タイ、ラオス、カンボジア、マレーシア、ブルネイ、ベトナムが加盟しています。
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